CIBONE CASEで3回目を迎えるお二人の展示会。

前回開催していた頃は、ちょうど世界が変わり、新しい生活様式の基準もまだ定まらないまま、ただこのままではだめだ、という声が少しづつ上がっていた時期でした。そして、足並みをそろえるように新たにモノを生み出す意味、必要性がより問われる時代の始まりでもありました。それを受けて私たちは、あえて二人の作品は、直に対峙し、触れ、そして選ばれるべきだと、それが私たちの責務であると思って開催をしました。

そして1年たった今、人々が求めるもの、モノに期待することも、当然変わってきたと感じます。

新たな変革を遂げた世の中でも、モノを世に出していく我々にとって、そしてモノづくりをする作り手にとって、求められていることは、より明確になってきました。二人の展示会はその答えを最も明確に示す回答だと思います。