1970年代後期、デンマークのデザイナー、ニールス・ヨルゲン・ハウゲセンによって生み出されたアイコニックな「X-LINE CHAIR」。HAYはこの名作を、現代のコレクションとして甦らせました。精密なスチール構造と細いメタルワイヤーによる工業的な美しさは、1970年代ハイテクムーブメントを象徴するデザインです。
デンマークデザインの黄金期の後、不確実性の中で生まれたX-LINE CHAIRは、数少ないハイテクデザインのひとつでありながら、極めてミニマルで知的な造形美を備えています。HAY共同設立者ロルフ・ヘイは「材料を極力抑えつつ、機能と美を両立させたチェア」と称し、効率的でサステナブルな設計は、「質の高いデザインをできるだけ多くの人々に届ける」というHAYのミッションに合致します。
ハウゲセンはアルネ・ヤコブセンのもとで工学的アプローチを学び、強度・軽さ・柔軟性を兼ね備えた特徴的なX構造を開発。構造そのものを見せる透明感のあるデザインは、シンプルながらも計算され尽くした美しさを持ちます。





