アメリカ人アーティストのEmma Kohlmann（エマ・コールマン）が手掛ける新しいセラミックコレクション「LA PITTURA」の販売がスタートします。
＊2026年春を予定していたコレクションを、数量限定で先行リリースいたします。
イタリア語で「絵画」を意味するこのコレクションは、エマ・コールマン（以下、コールマン）の表現豊かなモチーフを日常の器に映し出したもの。プレートやマグ、ジャグなどに描かれたモチーフは、手に取り、使い、分かち合うことで暮らしに寄り添うキャンバスとなります。デザイナー自身も「HAYのための絵画的コレクション」と呼ぶように、アートと日々の暮らしが自然に交わるシリーズとなっています。
「身のまわりにあるものが、私たちの暮らし方や感じ方をかたちづくる」というコールマンとHAY共同創設者であるメッテ・ヘイの想いが、「LA PITTURA」として形になりました。
コールマンの制作は直感的で、生き生きとしています。神話や愛、渦を描く花の茎、人体、建築構造など、インスピレーションは多彩で自由です。「LA PITTURA」の制作にあたり、コールマンはニューヨークのメトロポリタン美術館で視覚芸術の歴史をじっくりと探求しました。アールデコのデザインやデンマーク陶芸などから着想を得ており、幼少期からの陶磁器への関心や、文化を超えた形の変化への好奇心が、のびやかな筆づかいと直感的なモチーフとなって作品に息づいています。
「このコレクションはどれもが不完全です。人の手で作られているから完璧なものなどありません」とコールマンが語るように、作品の根底には、誰もが日常に取り入れやすいアートを作りたい、という思いがあります。
日常の中で自然に親しめるアートでもある「LA PITTURA」を、ぜひご覧ください。
アメリカ人アーティストのエマ・コールマンは、ドローイング、ペインティング、ジン、デジタルアート、ライティングなど、多様な技法を横断して活動し、国際的にも高く評価されています。彼女が描く独自の世界観は、意図的にアートの枠を開き、より多くの人々に作品を届けています。マサチューセッツ州アマーストのハンプシャー大学で哲学とフェミニズム理論を学び、文学士号を取得。現在もマサチューセッツを拠点に、抽象と具象を行き来しながら、夢と現実、アイデンティティ、人間のあり方のあいだにある境界を、流動的で有機的なフォルムを通して探求しています。HAYでは、LA PITTURAテーブルウェアコレクションのデザインを手がけています。